累風庵閑日録

本と日常の徒然

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

総括

●晩は、シーズン初♪の秋刀魚。焼きたてに合わせるのは、酒よりも飯だな。どっちみち今日は断酒日なので飲めないけど。旨い。チャンスがあれば、秋刀魚の酢〆も作ってみたい。こっちはたぶん酒に合うだろう。 ●今月の総括。買った本:九冊読んだ本:九冊雑学…

『封印の島』 P・ディキンスン 論創社

●『封印の島』 P・ディキンスン 論創社 読了。 中盤以降、カルト教団からの脱出行を描くアクション小説になってから俄然面白くなったが、すぐに飽きた。こういう話を読みたい気分ではないのだ。

東洋文庫ミュージアム

●午前中は野暮用。 ●以前さる筋から、駒込にある東洋文庫ミュージアムの無料招待券をいただいていた。なんじゃかんじゃと差障りがあってなかなか行けなかったのだが、ようやく今日になって機会を得たので、午後から行ってきた。 岩崎コレクションのモリソン…

神の息吹殺人事件

●本を買う。『シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件』 G・アダムス 竹書房文庫『江戸の温泉三昧』 鈴木一夫 中公文庫『金田一耕助VS明智小五郎 ふたたび』 芦辺拓 角川文庫このところ読書が極めて順調で嬉しいことだが、それと並行して購入量も増えて…

『死の鉄路』 F・W・クロフツ 創元推理文庫

●『死の鉄路』 F・W・クロフツ 創元推理文庫 読了。 安心安定のクロフツブランド。この作品もフレンチ警部の地道な捜査を描いて揺るぎない。鉄道の工事現場での犯罪で、クロフツにとっては自分自身の経験を活かせる舞台だからか、鉄道機関区の描写やなんか…

『フォーチュン氏を呼べ』 H・C・ベイリー 論創社

●『フォーチュン氏を呼べ』 H・C・ベイリー 論創社 読了。 まず、フォーチュン氏の第一短編集が丸ごときちんと翻訳され、読めるようになったことが嬉しい。その点は論創社が素晴らしいと思う。肝心の中身は、まあ習作プラスアルファってくらいか。フォーチ…

何もない

●なんだか久しぶりに、何もない平穏な休日。読書、ジム、昼寝、レンタルDVDで映画を一本、また読書。で一日が終わる。論創海外を七割ほど読めた。晩は鮭のバター焼き。付け合せは人参の、これもバター焼き。ちとカロリーオーバーか。

『むかしの汽車旅』 出久根達郎編 河出文庫

●北海道旅行に持って行ったものの半分しか読めなかった『むかしの汽車旅』 出久根達郎編 河出文庫 を読了。 大町桂月「迎妻紀行」は、文章のリズムと題材が面白い。泉鏡花「左の窓」は、時折見せるとぼけた味わいがここでも発揮されていて面白い。石川啄木「…

延々乗ってさらに延々乗る

●六時前に宿をチェックアウトして、札幌駅へ向かう。当初の予定では滝川まで各駅停車で移動するつもりだったが、なんだかそれも面倒になった。自由席特急券千円ちょっとを奢って、特急に乗ることにする。 ●滝川で二時間近く待ち時間がある。外は雨なのでうろ…

大ネタ完了

●ホテルの大浴場で体を目覚めさせ、朝食をたっぷり喰う。バスで釧路空港に移動して、羽田までひとっ飛び。今日はただ帰るだけである。二月末の京都行き以来、久々の大ネタ旅行を満喫できた。 ●年内の旅行の大ネタはもう一件予定している。十一月の倉敷横溝イ…

札幌の街をうろうろ

●アラームは五時半に設定しておいた。目覚めると青函トンネルの中である。やがてトンネルを抜け、視界が広がるとそこはもう北海道!これだけでなんだか気持ちに勢いがつく。 ●小沼の水の光と、晴天に映える駒ヶ岳の山容を嬉しく眺める。函館湾、噴火湾、太平…

北海道へ

●今日から北海道旅行に出かける。寝台特急「北斗星」の乗り納めと、滝川発釧路行きの日本最長鈍行に乗るという、ダブルメインイベントの旅である。 ●昼過ぎに電車に乗って上野に向かう。上野を夕刻七時に出る列車に対して気が早すぎるようだが、いやいや、そ…

『トランプ台上の首』 横溝正史 角川ホラー文庫

●『トランプ台上の首』 横溝正史 角川ホラー文庫 読了。 昨日読んだ原型版「トランプ台上の首」に比べ、関係者への尋問場面を中心に描写がきめ細かくなって、読み応えがあるのは嬉しい。が、昨日書いた不満点は結局そのまま。前半の情報量が増えた分だけ、結…

一歩も前に進まない

●午前中はジム。二月末にジムをサボり始めて四か月半。七月半ばにジム通いを再開してから二カ月。ようやく、体力がサボる前の水準に回復したようだ。要するに半年以上かけて、”一歩も前に進んでいない”状態を達成できたわけである。……ううむ。 ●「光文社文庫…

『屍の記録』 鷲尾三郎 春陽堂書店

●今日旨い酒を飲むために、昨日からいくら醤油漬けを仕込んでおいた。というわけで、今日は朝からいくら丼♪だが、喰ってみると出来はイマイチ。醤油と味醂だけで仕込むと塩辛すぎて、飯と一緒にわしわし喰うには向かない。漬け汁には出汁も加えるべきであっ…

『U路線の定期乗客』 C・アヴリーヌ 創元推理文庫

●『U路線の定期乗客』 C・アヴリーヌ 創元推理文庫 読了。 惜しい。実に惜しい。内容はつまらなくないのに、訳文がどうにもこうにもぎこちない。この文章で五百ページは長すぎる。読み進めるのになかなかしんどい思いをした。 冒頭起きる殺人事件の犯人探…

人間ドックの結果

●先月受診した人間ドックの結果が届いた。境界域肥満でメタボ非該当だと。血中の中性脂肪が低いのはいいことだが、コレステロールがやや基準値オーバー。これからも真面目にジムに通って、有酸素運動を続けて体重を落とさねばなるまい。とかいって、今日は一…

つちうら古書倶楽部

●「18きっぷ」の五回目を使って、ちょっと出かけてきた。行先は、茨城県は土浦の「つちうら古書倶楽部」である。その足で竜ヶ崎の「竜ヶ崎古書モール」も覗くことにする。もう何年も前に古本からはすっかり足を洗ったつもりでいたのに、ついうっかり角川横…

『ママ、死体を発見す』 C・ライス 論創社

●『ママ、死体を発見す』 C・ライス 論創社 読了。 コメディタッチの軽本格で、まあまあの佳作。解決は、ミステリ小説としての形式を保つためにちょいと書いときました、という感じのホンのお印程度。途中の過程を楽しむ作品である。そして、読んでいる間は…

鎌倉観光

●「18きっぷ」がまだあと二回分残っている、今日はその一回分で鎌倉に行ってきた。 通勤ラッシュを避けて電車で座るため、いつもより一時間早起きして始発で活動を開始する。八時過ぎに鎌倉駅に到着し、まずは駅西口からほど近いこじゃれたコーヒーショッ…

『戌神はなにを見たか』 鮎川哲也 講談社文庫

●『戌神はなにを見たか』 鮎川哲也 講談社文庫 読了。 いつもの堅実な鮎川調で安定の読み応えだが、エピソードが多くてちっとばかし話が発散してしまったようだ。根本的な動機が判明する過程は面白いが、こういう犯罪を構成した動機には違和感がある。個人的…

パディントン・フェアへようこそ

●スーパーの鮮魚コーナーで生筋子を売り始めた。もうそんな季節か……って、早すぎないか?ともかく折りをみて購入し、今年もイクラ醤油漬けを作ってやろうと思う。 ●お願いしていた私家版の本が届いた。『パディントン・フェアへようこそ』 D・スミス ROM…