2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
●カーディーラーに連絡して、十二月頭の車検を予約した。また六桁前後の金が飛んでゆくのだ。いたたた。 ●昨日作ったテキストデータをプリンターで印刷したら、かすれが酷くてまるで読めない。インジケータを見るとインクが大分減っているので、これが原因か…
●『悪魔パズル』 P・クェンティン 論創社 読了。 こいつは傑作。記憶を失い、片腕片脚を骨折して行動の自由を奪われた主人公。そんな彼に、様々な疑惑と危機とが次から次へと降りかかる。読者には、種類の異なる様々なサスペンスが次から次へともたらされる…
●『ROM』の終刊号が届いた。私はただひたすら書かれたものを受け取るだけの幽霊会員に近い存在であったが、それでも感慨深いものがある。だがこれで終わりではないのだ。継続誌が発刊されるという。楽しみなことであるし、頼もしいことでもある。そして、…
●「横溝正史の『朝顔金太捕物帳』をちゃんと読む」プロジェクト。今回は第十二話「お高祖頭巾」である。中盤で金太が示す、ホームズばりの推理のひらめきは楽しいが、結末は推理も何もなく、下手人が自分でべらべら喋って解決。やっぱり金太シリーズはあっけ…
●『怪奇・伝奇時代小説選集15』 志村有弘編 春陽文庫 読了。 南絛範夫「横尾城の白骨」が、予想外の捻りがあって面白かった。霜川遠志「八方峠の怪」は、幽霊の祟りと雪山の猛威が複合して人を襲う展開が、ちょいと凄味である。中村晃「神仙」は幕切れがお…
●年に何度か、鼻炎の症状が出る。今日もそんな日で、くしゃみ、鼻水、涙が止まらない。私は花粉症持ちではないけれど、こんな感じなんだろうか。くしゃみのしすぎで喉が痛い。頭がぼんやりして物事に集中できない。 ●それでもよろよろと本を読んでいたが、と…
●書店に寄って本を買う。『梅原北明探偵小説選』 論創社いよいよもって、誰それ?というラインナップである。こうやって一人の作家の著作を一冊の本にまとめる営みは、間違いなく大きな文化的意義がある。だがそういう本は図書館に備えていればいいのであっ…
●『リュジュ・アンフェルマンとラ・クロデュック』 P・シニアック 論創社 読了。 現実からちっとばかり遊離した不思議なエピソードが、さしたる起伏もなく連なる不思議な作品。その物語世界は、不思議の国のアリスの世界と現実世界との中間、ちょい現実寄り…
●昨日今日と、またもやジムをサボってしまった。ううむ。こういうのは習慣にしてしまわないと、なかなか行けないものである。明日も行けるかどうか分からない。 ●コンビニで資料をコピー。今日の進捗は、現在想定している量の三割弱である。一気に全部やるな…
●いろいろあって二週間行けなかったジムに、久しぶりに行く。筋トレとストレッチと有酸素運動。明日はたぶん、久しぶりの筋肉痛である。 ●『仮面舞踏会』 横溝正史 角川文庫 読了。 前半は雑誌連載の内容をベースにしており、捜査の進展に伴って手掛かりや断…
●コンビニで某資料をPDFにする。まずはお試しで、ひとつだけ。時間と手間がかかるのはもとより承知の上だが、想定している資料をすべてPDFにすると、意外に経費が掛かりそうなのには恐れ入る。そこで別の手段を模索して、どうやらそっちが上手くいきそ…
●いつものように朝五時に起き、朝風呂に入ってホテルの朝食をたっぷり喰う。十時前にチェックアウト。藤沢駅から小田急に乗り、新宿でJRに乗り換えて池袋まで。今日は豊島区立中央図書館に行くのだ。 ●図書館で、石ノ森章太郎萬画大全集に収録の『佐武と市…
●このところ、嫌なプレッシャーのかかる案件が続いていた。時間的にはさほど忙しくないけれども、いろいろあって体の内奥から何かが溢れ出そうになっていた。その案件がようやく収束したので、この際えいやっと休みをとってやった。 ただ休むだけではなく、…
●書店に寄って本を買う。『さよならブルートレイン』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫 ●図書館に寄って、借りていた横溝正史自選集を返却。これで図書館活動は一区切りとする。でもまだ宿題を抱えているので、いつか気力が充実しているとき活動を再開した…
●横溝正史の長編「仮面舞踏会」の、中絶した雑誌連載版を読んでみた。ぼんやりとしか覚えていない完成版の印象からすると、展開がやけにあっさりしているような気がする。引き続き完成版を再読して、両者のテキストの異同をざっと確認してみようと思う。
●『ミステリの女王の冒険』 E・クイーン原案 論創社 読了。 「黄金のこま犬の冒険」が一番面白かった。解決部分で、ある小道具の位置付けがそれまで見えていたものからがらりと変わってしまうのは、これぞミステリ!と思う。「奇妙なお茶会の冒険」は、犯人…
●根津美術館に、「根津青山の至宝」と題する展示を観に行ってきた。根津美術館の収蔵品の基となった、根津嘉一郎のコレクションを展示するものである。「鶉図」、「那智瀧図」といった国宝絵画を目玉に、茶器、古経、仏画といった美術品を集めてある。 嘉一…
●朝、何気なく鏡を覗いてぎょっとした。右目の、白目の部分が左半面真っ赤なのである。毛細血管が充血したなんてものではなく、塗り潰したようにべったりと赤いのだ。ネットで調べてみると、どうやらちょっとしたきっかけで内出血しているらしい。放置してい…
●午前中は野暮用。 ●月イチの野暮用をこなして帰宅すると、その日一日のやるべきことをやりきった感覚に襲われてしまった。午後は特に何もせず、だらだらして過ごす。こういうがっくりきた時に、フィクションは読めない。四割ほど読んだ論創海外を中断して、…
●hontoから注文していた本が届いた。『雪の墓標』 M・ミラー 論創社『白魔』 R・スカーレット 論創社『白魔』の完訳が嬉しい。そして、読んでも読んでも論創海外の未読がまた増える。
●『歌うダイアモンド』 H・マクロイ 晶文社 読了。 粒揃いで上質な短編集。ほぼ十三年物の積ん読で、とっくに文庫版も出てしまったのをようやく読んだ。作者の発散する不安感とペシミズムが妙に胸に迫る。以下、いくつか簡単な感想コメント。「東洋趣味」:…
●ようやく隣の市の図書館に行けた。横溝正史自選集四冊を返却。 ●現住の市の図書館に取寄せを依頼している分の横溝正史自選集三冊について、届いたとの連絡をいただいた。いいタイミングである。明日受け取りに行く。
●hontoからメール。注文して取り寄せ扱いになっていた本が、なんと品切れで入手不可だそうで。キャンセルとさせていただきました、だと。 なにい!? 先月の新刊だというのにかっ!? 品切れになっちまったものはしょうがない。どうやらかなりの人気の…
●『警官の証言』 R・ペニー 論創社 読了。 強固な密室状況を覆す犯行手段が大胆で感心したし、ビジュアル的にも面白い。二部構成にした理由もなるほどと思った。だが、(伏字)が犯人というのでは、全体としてあまり感銘を受けるものではなかった。(伏字)…
●朝飯はいくら丼。去年は漬けダレが味醂と醤油だけだったから塩辛すぎたが、今年は出汁も同量加えたので塩加減もちょうどいい。旨い♪ ●先日借りた横溝正史自選集を返すため、隣の市の図書館へ行く。あらかじめサイトを観て、休館日は月曜で、朝の開館は九時…
●昨日は金曜なので、飲んでいい日であった。それはいいのだが、ついうっかり調子が出てしまい、今朝は二日酔い。午前中は使い物にならず。朝から出かける予定だったが、それもかっ飛ばす。まったく、愚かな振る舞いである。 ●最近オープンしたショッピングセ…
●『忙しい死体』 D・E・ウェストレイク 論創社 読了。 面白かった。佳作以上傑作未満といったところ。私立探偵小説か軽ハードボイルドのような味わいで、ギャングの若い幹部が消えた死体の謎を追う。とにかくさっと読める軽さが身上なので、主人公が命を狙…
●『鷲尾三郎名作選』 河出文庫 読了。 これは楽しい。伏線だとか真相を導くロジックだとか、そういった観点とは別の次元で、ミステリを読む楽しさを存分に味わえる。戦後本格ミステリがまだ若かった時代、トリック偏重だった時代の、若さゆえの無邪気さ、溌…