累風庵閑日録

本と日常の徒然

2016-03-03から1日間の記事一覧

『殺人者の湿地』 A・ガーヴ 論創社

●『殺人者の湿地』 A・ガーヴ 論創社 読了。 初ガーヴである。薄くてさっと読める、ちょっとした良作。第一部を読んだ段階で、迫りくる警察の捜査に殺人者が怯えるありきたりのサスペンスかと思ったら、そうではない。主人公ハントの造形と終盤の盛り上がり…