累風庵閑日録

本と日常の徒然

2016-11-25から1日間の記事一覧

『誰でもない男の裁判』 A・H・Z・カー 晶文社

●『誰でもない男の裁判』 A・H・Z・カー 晶文社 読了。 収録作中のベストは「姓名判断殺人事件」である。殺人の真相よりも、背景の意外さが上出来。題名もちゃんと活きている。短編ならではの鋭い切れ味や予想外のオチといったものを期待して手に取った本…