累風庵閑日録

本と日常の徒然

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

飛鳥高探偵小説選I

●書店に寄って本を買う。『飛鳥高探偵小説選I』 論創社 ●今月の総括。買った本:七冊読んだ本:十冊もう一冊買う予定だったが、それは先送り。

神保町シアター

●午前中は本を読む。 ●昨日から神保町シアターで始まった、「横溝正史と謎解き映画の快楽2 本格推理作家の世界」と題する上映企画に行く。観たい作品は十五時過ぎからの上映なので、午後から出かけても十分間に合う。 ところが実際はどうもせっかちなので、…

幻影城終刊号

●税務署まで出かけ、「時間外文書収受箱」とやらに確定申告の書類一式を放り込んできた。これで一件落着。あとは還付金が振り込まれるのを待つばかりである。 ●お願いしていた本が届いた。『幻影城終刊号』 幻影城終刊号編集室私は幻影城世代よりもちょい若…

中断

●光文社文庫のミステリアンソロジーを読んでいる。だがどうも気分が乗らないので、こいつは一時中断する。明日から別の、ちょいと古めの本を読むことにする。

まだ引きずる

●朝から病院。去年の夏に受診した人間ドックの結果を、いまだに引きずっている。腹部超音波の検診を受けてから、医者殿に話を聴く。まだまだ引きずって、次回は五月だそうで。おそらく、今年の夏に予定している人間ドックまで引きずるのだろう。やれやれ。 ●…

比丘尼御前

●確定申告の記入を終え、一連の書面を印刷した。これからしかるべき箇所に押印して、関係書類を同封して、郵便局に持って行かねばならない。まだもう少し、面倒な手間が残っているのであった。やれやれ。 今年は結局、まとまった額が還付されることになった…

怪談五色猫

●春の「18きっぷ」を買ってきた。すでに三回分の旅行計画が具体化している。 ●「横溝正史の『鷺十郎捕物帳』をちゃんと読む」プロジェクト。今回は第二話「怪談五色猫」を読む。 唖然とするほど破天荒な話。なんだこりゃ。ミステリの一ジャンルとしての捕…

『不知火奉行』 横溝正史 同光社

●ようやく確定申告に取り掛かる。必要書類を手元に揃え、いざ入力を始めるも、あまりの面倒臭さに途中で気力が尽きた。明日も続きをやる。 ●『不知火奉行』 横溝正史 同光社 読了。 去年の九月に、収録されているダイジェスト版「どくろ検校」を読んだ。他の…

『刑事コロンボ 13の事件簿』 W・リンク 論創社

●『刑事コロンボ 13の事件簿』 W・リンク 論創社 読了。 巻末の訳者あとがきでちょいちょい突っ込まれているように、かなりおおらかな書きっぷりである。したがって、細かな整合性に気を配らずに気楽に読める。また、倒叙タイプの作品が多いので、細かな…

平穏無事

●午前中は野暮用。昼頃ジムに行く時間はあったけれど、気分が乗らずサボる。 ●午後は論創海外を読む。 ●平穏無事な週末である。

寝台急行「昭和」行き

●書店に寄って本を買う。『寝台急行「昭和」行き』 関川夏央 中公文庫こういう渋めの鉄道系旅行記を、時々読みたくなる。

『他言は無用』 R・ハル 創元推理文庫

●『他言は無用』 R・ハル 創元推理文庫 読了。 これは傑作。捻じれ、歪み、蛇行するストーリーが面白い。どんな組織にもいそうな様々な人間類型を、誇張してシニカルに描いてあるのが面白い。お互い勘違いした者同士が交わす会話のすれ違いが面白い。 謎の…

情報収集

●京都旅行に向けた情報収集。初日に行く予定の二個所の寺院について、建築年、文化財の情報、観るべきポイントなどを整理してメモ。面倒臭い。二日目の行先についても、いずれメモを整理しようと思う。面倒臭い。それにしても、なんでこんなクソ真面目なこと…

『短刀を忍ばせ微笑む者』 N・ブレイク 論創社

●『短刀を忍ばせ微笑む者』 N・ブレイク 論創社 読了。 単なる不平不満を現行体制への批判にすり替えて、独裁政権の樹立を目論む者達。歴史の針を巻き戻したような、古い価値観を信奉する狂信者達。指導者の教唆に手もなく扇動され、自ら進んで奴隷になりた…

戦後未収録中短編集

●お願いしていた私家版の本が届いた。『戦後未収録中短編集2』 湘南探偵倶楽部J・J・コニントンの「九つの鍵」などを収録。

いかんいかん

●昨日はうっかり飲み過ぎてぐだぐだになってしまった。いかんいかん。今日もそいつを引きずってちょいと二日酔い。せっかくの週末の半日を棒に振る。いかんいかん。 ●このところ隙間の時間に、ネット上の京都観光ガイドを拾い読みしている。同時に、先日買っ…

『妖術伝奇集』 岡本綺堂 学研M文庫

●朝飯を喰って洗い物を済ませ、コーヒーを淹れて本を読む。ちょっと残っていた 『妖術伝奇集』 岡本綺堂 学研M文庫 を読了。三か月かけて細切れにして、ようやく読んだ。 「玉藻の前」日の本を暗黒の国にしようと企む、妖魔玉藻の前がとにかく強大で奸悪。…

『終りなき夜に生れつく』 A・クリスティー クリスティー文庫

●『終りなき夜に生れつく』 A・クリスティー クリスティー文庫 読了。 中盤までは、テンポののろいメロドラマ。無邪気な若者達の惚れたハレたを、惰性で読み進める。あまりのヌルさに、この時点で作品に対する興味を半ば失っていた。中盤を過ぎると徐々に不…

予定が重なる

●月末からの神保町シアターの上映企画に重なるように、いろいろと予定が入ってしまっている。不確定だった第三週の週末も、結局予定が入ってしまった。ううむ。

『海を失った男』 T・スタージョン 晶文社

●『海を失った男』 T・スタージョン 晶文社 読了。 スタージョンをまとめて読むのは初めてである。この作家も香山滋と同様、出会うのが遅すぎた感がある。「三の法則」なんか、学生時分に読んだら手もなく感動していたかもしれない。本を読めば読むほど、自…

神保町シアター

●神保町シアターで、今月末から「横溝正史と謎解き映画の快楽2 本格推理作家の世界」と題する企画が始まる。昨日、その上映スケジュールがアップされているのに気付いたのでチェックしてみた。 ううむ。上映作品ラインナップ発表の段階で分かっていたことだ…

横溝系温泉旅行オフ

●土曜日曜で、「横溝系温泉旅行オフ」に行ってきた。総勢六名で伊豆の漁港近くの温泉旅館に泊まり、新鮮な海鮮料理をしこたま喰い、温泉を堪能し、たっぷりと横溝話に耽るという企画である。 泊まった旅館は決して新しくも大きくもない。設備にコストをかけ…

『月ぞ悪魔』 香山滋 出版芸術社

●『月ぞ悪魔』 香山滋 出版芸術社 読了。 いやはや、これは面白い。この奇想、この想像力は、小学校の図書館でヴェルヌの『地底探検』や、ドイルの『失われた世界』に出会った頃のときめきを思い出させてくれる。一番気に入ったのは「海鰻荘後日譚」で、ここ…

『黒い駱駝』 E・D・ビガーズ 論創社

●『黒い駱駝』 E・D・ビガーズ 論創社 読了。 いかにもこの作者らしい手がかりの出し方である。ロジックに乏しく、唯一(伏字)にすべて依存する解決を読むと、それまでの捜査は何だったのかと思う。いやもちろん、それまでの捜査は事件の背景を明らかにする…

ウィルソン警視の休日

●hontoに注文していた本が届いた。『ウィルソン警視の休日』 G・D・H&M・コール 論創社『亡者の金』 J・S・フレッチャー 論創社論創海外の刊行は相変わらず順調で、めでたいことである。

日程調整

●今度の京都旅行の日程を調整する。我が身の調整は当然だが、京都でお会いする方とのスケジュール調整も必要である。そいつはだいたい固まったので、次は切符の購入と行動プランの具体化、そしてお勉強に取り掛かる。こうやってじわじわと、実現に向けて外堀…

『百年祭の殺人』 M・アフォード 論創社

●『百年祭の殺人』 M・アフォード 論創社 読了。 大上段に振りかぶった、密室殺人だぞっ!奇怪な事件だぞっ!どうだっ!という書き方ではない。手がかりを散りばめ、事件の検討に重点を置いて書かれた、静かな良作。内容にアクが少ないので、割とすぐに内容…