累風庵閑日録

本と日常の徒然

2017-01-31から1日間の記事一覧

ウエルシーニン「大破滅」

●昭和五年に刊行された春陽堂の探偵小説全集第十九巻から、ウエルシーニン「大破滅」を読んだ。 舞台はサンクトペテルブルグ。作中では「ペチエルブルグ」と表記されている。銀行の現金輸送馬車が襲撃され、駅で爆弾が爆発し、要塞の司令官が暗殺される。相…