累風庵閑日録

本と日常の徒然

2017-04-13から1日間の記事一覧

『雷鳴の中でも』 J・D・カー ハヤカワ文庫

●『雷鳴の中でも』 J・D・カー ハヤカワ文庫 読了。 真相が思いの外地味で、ちと拍子抜け。だが、後期のカーはそんなもんだろうと思い直す。そして、相変わらずのカーらしさが健在。カーらしさとはすなわち、やたらと寸断される会話や、曖昧な仄めかしに終…