累風庵閑日録

本と日常の徒然

2018-06-22から1日間の記事一覧

『久山秀子探偵小説選III』 論創社

●『久山秀子探偵小説選III』 論創社 読了。 ちょいと惜しい作品集である。「月光の曲」は、中絶が惜しい。スピーディーな展開を楽しく読んだが、数々の謎が投げっ放しにされたままである。雷巡査山本君、転じて怒れる牡牛、山本枯松刑事の造形が愉快。 梅…