累風庵閑日録

本と日常の徒然

2019-06-23から1日間の記事一覧

『幻の名探偵』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫

●『幻の名探偵』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫 読了。 以下の二編が特に秀逸。甲賀三郎「拾った和銅開珍」は、落語か昔の笑い話にでも出てきそうなシンプルなネタが好ましい。葛山二郎「古銭鑑賞家の死」は、いくつもの伏線がちょっと感心するような真…