累風庵閑日録

本と日常の徒然

2019-09-20から1日間の記事一覧

『甦る名探偵』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫

●『甦る名探偵』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫 読了。 角田喜久雄「霊魂の足」がベスト。複雑な犯罪の経緯がよく考えられている。梅雨時の湿気に悩まされる加賀美の様子が執拗に描かれ、この作者らしいねっとりとした雰囲気が迫ってくる。そして、ビー…