累風庵閑日録

本と日常の徒然

2019-12-19から1日間の記事一覧

「知恵の一太郎」

●光文社文庫の江戸川乱歩『新宝島』から、「知恵の一太郎」を読んだ。内容は、申し訳ないが他愛ないと言う他はない。むしろ面白かったのは巻末の解題で。底本とした戦後の初刊本は、初出誌における戦時色が消されているそうな。その比較が具体的に挙げられて…