累風庵閑日録

本と日常の徒然

2020-12-01から1日間の記事一覧

『見知らぬ乗客』 P・ハイスミス 角川文庫

●『見知らぬ乗客』 P・ハイスミス 角川文庫 読了。 しんどい本。ねちこい緊迫感が、読んでいて疲れる。サスペンスの質が次々と変わってゆくのが、しんどさを維持し中だるみしない。その質とは、殺人者の興奮、殺人を要求する脅迫、日常に侵入する異分子、良…