累風庵閑日録

本と日常の徒然

2022-03-19から1日間の記事一覧

『大怪盗』 九鬼紫郎 カッパ・ノベルス

●『大怪盗』 九鬼紫郎 カッパ・ノベルス 読了。 カバー袖の著者の言葉に、ルパンの日本版を書いたとある。明治初期の東京と横浜とを舞台に怪盗卍が活躍する内容は、なるほどルパンだわい、と思う。ミステリらしい趣向をいくつも盛り込んだ外連味のある展開は…