累風庵閑日録

本と日常の徒然

2022-07-25から1日間の記事一覧

『第三の女』A・クリスティー クリスティー文庫

●『第三の女』A・クリスティー クリスティー文庫 読了。 老人小説である。最近の若い者はけしからんという視点が、物語全体を取り巻いている。クリスティーはどこまで自覚的に、老人のありふれた愚痴を繰り返し書き込んだのだろうか。 ミステリとしては一風…