●仕事が忙しいのは相変わらずだが、大きな関門を突破したので気持ちが大分楽になった。おかげで今日は一カ月ぶりに休日らしい休日を過ごせた。
●ジョナサンでモーニングを喰い、本を読む。今回手に取った若さま侍は、驚くほどミステリ味の濃い短編揃いで面白い。周囲に足跡のない雪庭に放置された死体、蘇生する死体、死体に残された凶器の様子から下手人を推定する若さま、ミステリならではの持って回った殺人動機、という具合に実に読み応えがある。
●いったん帰宅して、電車に乗って街に出る。大衆居酒屋で軽く昼酒をかましてから書店を覗く。文春文庫の銭形平次は、河出の全集が底本になっているんだと。気にならないことはないが、以前富士見時代小説文庫の十巻本を読んでほぼ満足しているので、あらためて手を出すのはやめておく。
●電車に乗って次の街に移動し、売店でサンドウィッチを買って池畔のベンチで昼飯にする。日差しが強くて暑いほどである。鳩だの雀だの鯉だの、うじゃうじゃ蠢いている姿をぼんやり眺める。腹を満たしてから少し街を歩き、気持ちよく疲れたのでもう帰る。
●晩は鶏手羽先を生姜醤油と味醂で甘辛く炒め煮にする。南瓜を煮る。ビールをぐびぐび飲む。