累風庵閑日録

本と日常の徒然

『若さま侍天下剣』 城昌幸 桃源社

●『若さま侍天下剣』 城昌幸 桃源社ポピュラーブックス 読了。

前半が上出来。動機の突飛さがいかにもミステリめいた「待ちぼうけ」、心中死体の片方にだけ刀傷があるという「死神おりん」、死者がよみがえる「亡者ごろし」、容疑者を絞り込む筋道が嬉しい「天下一の人」、そして雪庭での足跡のない殺人「雪見酒」という具合である。相変わらず平日は一日一編しか読めないスローペースながら、楽しく読めた。後半は割と他愛ない作品が続いたけど。

●スーパーで買い物。今日は筍を茹でるつもりだったが、売ってなかった。時期を逸したか。

●筍が手に入らないんじゃあしょうがない。晩は空豆の塩茹ででビールを飲み、もやしの煮浸しと鰹刺、昨日の南瓜の残りで冷や酒をやらかす。

●明日からまた忙しい仕事の日々である。