累風庵閑日録

本と日常の徒然

本を読む練習

●気力が充実していないと、本なんてなかなか読めないものだ。仕事が忙しすぎて気力が消尽していた四月は、短編集を細切れに読むことしかできなかった。先月辺りからだんだんに気力が回復しているので、三カ月ぶりに翻訳長編ミステリを読もうと思う。とはいってもいきなり厚い本に手を出すのは無茶な話で。しっかりとした長編に取り組む前の練習のようなつもりで、二百ページちょっとの創元推理文庫を手に取った。