累風庵閑日録

本と日常の徒然

『犠牲者は誰だ』 R・マクドナルド ポケミス

●『犠牲者は誰だ』 R・マクドナルド ポケミス 読了。

B級ハードボイルドアクションのようだ。銃撃戦があり、敵との格闘があり、警官との鞘当てがある。だがそれ一色ではなく、親子、姉妹、夫婦といった人間関係に潜む悲劇が描かれるあたり、ロスマクらしさが味わえる。また結末もこの作者らしいといえばらしい内容で、それなりに満足できた。探偵が手掛かりに基づいて推理して真相にたどり着く、といった展開を期待してはいけないけれど。

●読書の後はジムで汗を流す。

●午後は今後数日間のためのおかずを作ろうと思う。一品目、牛の時雨煮。笹がき牛蒡、糸蒟蒻、細切り生姜と一緒に、出汁、醤油、味醂、砂糖で煎り付ける。輪切りの鷹の爪をパラパラパラ。濃い目でやや辛の味付けが飯に合う。酒の肴にするなら、アルコールは芋焼酎のロックが合いそう。

二品目はおから煮。初めてチャレンジする品である。人参、油揚げと一緒に胡麻油で炒め、出汁、醤油、味醂、砂糖で炊く。出来上がりを喰ってみると、わずかな苦みと特有の風味がある。苦味は、豆腐にも感じられるあの苦味である。風味は、ええと、あれだ、実家の近所に大豆の加工工場があって、風の具合で香ばしい匂いが漂ってくることがよくあった、その匂いだ。次回は干し椎茸とその戻し汁も使いたい。

ついでの三品目は大根の浅漬け。ネジで圧力をかけるタイプの簡易漬物器を持っている。久しぶりにそいつを出してきてよく洗い、輪切りの大根を塩漬けにした。明日の朝飯のおかずにする。

●夕方から、創元推理文庫のレ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』に収録の短編を少し読む。なんだか怪奇小説を読みたくなった。