●初秋に計画している旅行のために、JRのみどりの窓口まで切符を買いに行く。が、満席ですと言われてあえなく撃沈。日を改めて再度挑戦する。
●「光文社文庫の『金田一耕助の帰還』を一年かけて読む」プロジェクト。今回の対象は「扉の中の女」にする。比較して読む本は角川文庫『扉の影の女』だ。でもまずは先に、同時収録の「鏡が浦の殺人」の方を読む。
クリスティーの遠い谺が聞こえるような作品で、その趣向は面白いが犯人の行動はちと納得し難いものがある。その辺りの詳細はネタバレになるので非公開で書いておく。終盤のとある挿話が、読み終えて初めて分かるサスペンスを孕んで秀逸。