累風庵閑日録

本と日常の徒然

『悪魔の栄光』 J・エヴァンズ 論創社

●いつもより一時間早起きして始発電車に乗り、ターミナル駅に向かう。(以下昨日と同文)結果は無惨な敗退であった。またの機会を待つことにする。

●時間をつぶしながら本を読む。『悪魔の栄光』 J・エヴァンズ 論創社 読了。

内容は、行方不明者を探す依頼、行く先で出くわす死体、誘惑する美女、警官との鞘当て、殴られて気を失う探偵、といったもの。典型的なハードボイルド小説で、典型好きの私としては大いに楽しめた。あまりに典型的すぎて、どことなくパロディ臭が漂うのも楽しめた一因である。そしてもう一つ、よくもまあぬけぬけと、という意外な真相も高得点。