●「18きっぷ」がまだあと二回分残っている、今日はその一回分で鎌倉に行ってきた。
通勤ラッシュを避けて電車で座るため、いつもより一時間早起きして始発で活動を開始する。八時過ぎに鎌倉駅に到着し、まずは駅西口からほど近いこじゃれたコーヒーショップでモーニング。そこからバスと歩きとで建長寺、円応寺、浄智寺と巡り、重要文化財の三門や法堂や閻魔像、国宝の梵鐘なんぞを鑑賞する。
建長寺では境内の奥の半僧坊、さらには勝上献展望台まで足を延ばす。鎌倉の街と相模湾をみはるかす眺望は見事だが、ここまで登るのに体は汗だく、脚はがくがく、ほとほと疲れ果てた。こんなことができるのも今のうちである。爺むさいようで恐縮だが、体力があるうちにあちこちに行っておきたい、とつくづく思う。
●午前の部を終えていったん大船まで戻り、昼飯にする。あてにしていたいい感じの食事処がまさかの定休日。このずっこけを挽回すべく街をうろついて、発見したのがこれまた実にいい感じの飯屋で。唐揚定食とビールで千円しないってのは驚異的なことである。歩いている途中でも何カ所かこれはと思う店があったし、大船ってえのはなかなか面白そうな街ではないか。
●腹ごしらえの後、北鎌倉に戻る。「18きっぷ」があるから移動はどうにでもなる。午後の部は円覚寺。国宝の梵鐘を観るために急な階段を登って、またもや汗だくになる。
●まだ時刻は早いが、坂や石段を登り降りして疲れてしまった。もう帰る。今日は鎌倉五山のうち三か所を訪れることができた。
●途中で本屋に寄り道して、
『鍵のない家』 E・D・ビガーズ 論創社
『怪奇な屋敷』 H・ランドン 論創社
を購入。
●ジムで有酸素運動をやるとき、ただぼんやりと歩いていたのでは退屈なので、落語を聴いている。この前久しぶりに聴いた桂米朝の「馬のす」で、枝豆で燗酒をやる描写があまりに旨そうで喉が鳴った。今日は水曜で飲んでいい日なので、晩酌でやってみる。他にソーセージを炒めてビール。〆はうどん。