●「18きっぷ」の五回目を使って、ちょっと出かけてきた。行先は、茨城県は土浦の「つちうら古書倶楽部」である。その足で竜ヶ崎の「竜ヶ崎古書モール」も覗くことにする。もう何年も前に古本からはすっかり足を洗ったつもりでいたのに、ついうっかり角川横溝の杉本カバーバリエーションに興味を持ってしまって、この体たらく。
●電車をひとまず我孫子で降り、朝飯として我孫子駅名物唐揚蕎麦を喰う。カロリーを考えて唐揚一個で自重したが、あれなら二個はいけた。
●土浦に早めに着いて、駅ビル内のコーヒーショップでコーヒーを飲みながら本を読む。長編のフランスミステリである。やがて古書倶楽部の開店時刻になったので、早速突入。歩き回るだけでも疲れそうな広大な空間に大量の本が並んでいる。結果として、角川文庫の横溝正史を六冊買った。三冊は自分用に杉本カバーの持っていなかった版、三冊は横溝オフ会での放出用に非金田一もの。
●土浦から四つ目の佐貫に移動し、さらに地方ローカル私鉄に乗り継ぐ。ふたつ目の駅がもう終点、竜ヶ崎である。徒歩数分でどことなく寂れた感じのこじんまりしたショッピングモールにたどり着く。二階の奥にあるのが「竜ヶ崎古書モール」である。それなりに広い空間に、雑多な本が積み重ねられている。電気代を節約しているのか、妙に薄暗い。ここでは放出用に角川横溝の非金田一ものを一冊購入。
●その後は特にうろうろすることもなく、素直に帰宅して読書の続き。犯人探しの謎解きミステリだと思っていたら、話は別の方向に進んでゆく。
●晩は肴に手間をかける気がしなかったので、チルド餃子を焼いてビール。