累風庵閑日録

本と日常の徒然

手強い

●横溝関連でまだ読んでいない本がたくさんある。今日から、平凡社の世界猟奇全集第五巻『ボルジヤ家罪悪史』を読み始めた。実態は違うらしいが、横溝正史訳とされている本である。

すいすい読める歴史娯楽読み物かと思っていたら、これが案外手強い。十五世紀末のイタリアの歴史が滔々と語られるのである。イタリア史の知識なんて全くのゼロなので、読んでいても何が何だか、なかなか頭に入らない。まず準備として、イタリア史のごく表面だけでもWikiで読んでおかないといけないようだ。