累風庵閑日録

本と日常の徒然

『エムズワース卿の受難録』 P・G・ウッドハウス 文藝春秋

●『エムズワース卿の受難録』 P・G・ウッドハウス 文藝春秋 読了。

月曜の日記に書いた、他愛ないどうでもいい作品、という理解は間違っていたようだ。ウッドハウスの書く小説は、伏線と構成の妙を愛でる作品なのである。ということが、一冊読了してやっとわかってきた。面白い面白い。で、そういう読み方が必要な小説ならなおのこと、気持ちにゆとりがないと楽しめないわけだ。

●JRの「18きっぷ」を買ってきた。冬の徘徊シーズンの開幕である。