累風庵閑日録

本と日常の徒然

ぐだぐだ

●年明け早々に熱を出し、それがきっかけのようになって生活のリズムも読書の計画もぐだぐだになってしまった。今年の二冊目として手に取った本がどうにも進まず、いったん断念。明日から何を読み始めるか思案中。

●今日は水曜で、飲んでいい日である。鰹たたき、じゃこおろし、烏賊の塩辛、海苔、といった肴で冷や酒をちびちびやる。おかげさまで熱は下がったが、まだ体調が本当でないらしく、何を喰っても飲んでもあまり旨くない。

●酔っちまっちゃあちゃんとした読書はできないので、角川文庫の横溝正史『誘蛾灯』を拾い読みする。収録の「身替わり花婿」には感心する。この文体の軽やかさはどうだ。正史の器用さが遺憾なく発揮された好例である。