累風庵閑日録

本と日常の徒然

ウネルヴィル城館の秘密

●JRの「休日おでかけパス」を使って、鎌倉に行ってきた。目的はふたつ。鎌倉五山のうちまだ行っていない浄妙寺寿福寺に行くこと。そして、鶴岡八幡宮境内の鎌倉国宝館で開催されている「肉筆浮世絵の美」を鑑賞すること。

駅前のコーヒーショップでモーニングを喰い、寿福寺まで歩く。北条政子の墓を観てから鶴岡八幡宮へ。国宝館では、晴信、歌麿北斎といった絵師の肉筆画を鑑賞する。複製が前提である浮世絵版画と違って、肉筆画はそもそも一枚しかないってのが貴重である。

バスで浄妙寺へ。これで鎌倉五山を一通り訪れたことになる。続いて報国寺へ。ここは竹の寺として有名なそうなが、その竹の庭ってのが想像を超えて凄かった。行ってよかった。さらに鎌倉最古の寺という杉本寺へ。重要文化財の十一面観音立像三体を拝観する。本堂の奥に薄暗い照明に照らされて、三体の尊像がおわします。遠目だし薄暗いしで、そこにある、ということぐらいしか分からなかった。

●朝からうろうろして、時刻はそろそろ十一時である。いい加減疲れたので、今日の観光はもう終わりにする。昼飯は大船駅前のちょいと渋めの「観音食堂」で、刺身定食と熱燗。いや、ほら、寒かったし。

●フリー切符なのでいくらでも気まぐれに移動できる。午後になって電車を御茶ノ水で降り、神保町を一回りする。まずは駅前の丸善で新刊を買う。
『チャーリー・モルデカイ3』 K・ボンフィリオリ 角川文庫
『チャーリー・モルデカイ4』  K・ボンフィリオリ 角川文庫

この店はhontoカードに対応している。

続いて古本で二冊。先日来ルパンがちょいと気になっているので、持っていなかった『ウネルヴィル城館の秘密』 A・ルパン 新潮文庫を購入。もう一冊は角川横溝。これで角川横溝の杉本カバーバリエーションが残すところあと一冊になった。もうこうなったらかまわないから、ミステリ系専門店で金づくで解決するのもアリということにする。

●晩の肴は鱈白子の煮付け。初めて作ったが、これが実に旨い。醤油と味醂と砂糖とで煮付けた白子を噛むと、魚系の旨味が口中にあふれる。他の肴は厚揚げ焼きと買ってきた白菜漬け。燗酒がしみじみ旨い。〆は蕎麦を湯掻く。