●『幻を追う男』 J・D・カー 論創社 読了。
シナリオ・コレクションの第二弾である。面白い。私はもう、カーである、というだけで満足できるので評価は大分甘いと思うが、それにしたって面白い。「だれがマシュー・コービンを殺したか?」のあまりに意外な展開が嬉しい。表題作では、ちょっとした会話のきれっぱしに手掛かりを忍ばせているところなんざ、いかにもカーである。それも嬉しい。
●『ROM no.143』が届いた。今回はゴシック特集である。
●レンタルDVDで『MAMA』を観る。面白い。ちゃんと創られた恐怖映画はちゃんと面白いのだ。ちょいちょいくすぐりを交えながらじわじわ物語を盛り上げてゆく展開はいかにもありがちで、だからこそ安心して楽しめる。CGに頼っているところは少々興醒めではあるが、それでも終盤の盛り上がりはどうだ。
●晩はがっつり肉を喰いたい気分である。鶏腿を、醤油、味醂、砂糖、大蒜、生姜のタレに漬け込んで焼く。こいつをわしわし喰いながらビールをぐいぐい飲む。