累風庵閑日録

本と日常の徒然

佐七の実例

●確定申告の書類を提出するために、郵便局に行く。去年までは仕事を休んで税務署まで行ってたけれど、ただ提出するだけなら郵送すればいいのだ。そんな簡単なこと、今年になるまで思い浮かばなかった。なんたることか。

……もっとも、去年までは確定申告を口実に休暇を取るのも目的ではあったが。

●金曜の日記で、『吸血蛾』を読んで気になった点を箇条書きした中に、狼男の趣向は人形佐七の中でも使われたような気がすると書いた。今日その実例が分かったので、自分のための心覚えとしてここに書いておく。その実例とは、(事件の真相に関わることなので以下伏字)の改稿作品なのであった。

●今度の週末から神保町シアターで、人形佐七の上映が始まる。そこで気になっているのが、この映画はオリジナルストーリーなのか、それとも特定の原作小説があるのか、という点である。ネットで調べてもその辺りの情報がなく、結局どちらともはっきりしなかった。この調査をする過程で偶然判明したのが、上記の狼男ネタである。でも、そもそもこのネタは外国の探偵小説由来のような気がする。なんとなく。