2015-04-20 『公園はおれのもの』 S・ピータース 角川書店 未分類 ●『公園はおれのもの』 S・ピータース 角川書店 読了。 「公園」の文字には「セントラル・パーク」とふりがながある。ゲリラ戦の技能を持った、ベトナム帰りの元兵士がニューヨークのセントラル・パークを占拠するという話。 そつなく書かれた佳作。序盤こそスローモーだが、すぐに加速して最後までノンストップである。展開も登場人物の配置も、いかにもありがちな型通りで、だからこそ何も引っかかることなく読み進められる。途中で停滞しないというのは、娯楽小説としては大事なことである。