累風庵閑日録

本と日常の徒然

京都旅行二日目

●八時頃のJRで行動開始。まずは宇治まで南下し、平等院まで歩く。鳳凰堂内部拝観は、なんとすでに行列ができていてびっくり。時間指定のチケットを買うと、順番が回ってくるのは一時間後であった。境内には修学旅行の学生さんがうじゃうじゃいる。さすが最高ランクの観光ブランド、凄いものである。

だが結果的に待ち時間があってよかった。ずっと並んでいなくていいので、宝物館を含む境内をじっくり観て回ることができた。宝物館ではそれぞれ国宝の、梵鐘、鳳凰像、雲中供養菩薩像などを観る。そして時間になって鳳凰堂の内部を拝観。

最近修理が終わった鳳凰堂は、塗りが新しくてぴかぴかで、言っちゃあなんだが古色がなくてちと物足りない。そこへいくと内部は古びたままで、国宝の阿弥陀如来座像がずどんと鎮座しており、なかなか荘厳な空間であった。

平等院を離れてからの行程は箇条書きで済ませる。

宇治神社を経て宇治上神社に行き、国宝の本殿と拝殿とを観る。
黄檗宗総本山の萬福寺で、重文である中国風の伽藍を観る。
醍醐寺で国宝金堂と国宝五重塔、その他伽藍を観る。そして宝物館で重文の木造五大明王像と国宝薬師三尊像を観る。さらに三宝院で国宝の表書院を拝観する。
伏見稲荷で重文の楼門と本殿を観て、千本鳥居を奥社奉拝所まで歩く。

●今日の課題。いつか機会があれば、醍醐寺上醍醐まで片道一時間の行程をこなして国宝の薬師堂を拝観したい。同じく機会があれば伏見稲荷で、一周二時間かかるというお山巡りをやりたい。