累風庵閑日録

本と日常の徒然

七時間半

ゴールデンウィークは結局どこにも行かなかったので、その代わりとして今日、JRの「休日おでかけパス」を使って鎌倉に行ってきた。

江ノ電を長谷で降り、初めて訪れる高徳院で国宝の銅造阿弥陀如来坐像を観る。鎌倉の大仏さん、である。
……でかい。
頭が悪そうな感想だが、巨大な物を観ると気持ちがアガる。

●鎌倉に戻り、鎌倉国宝館で開催されている特集陳列「長谷寺と鎌倉の名宝」を観る。木造三十三現身像が面白い。統一テーマで造られた三十三体の仏像群は壮観である。

●一通り鑑賞を終えて、鎌倉駅に戻ったのが十時前。その頃にはもう、駅前は大分混雑してきている。移動のためにホームに入ると、やって来た電車からは大量の乗客が降りてくる。さすが一流観光地の日曜である。朝イチで行動を開始して正解だったと思う。

●逗子から京急に乗って金沢文庫に向かう。駅から十五分ほど歩き、県立金沢文庫で開催されている特別展「日向薬師秘仏鉈彫本尊開帳-」を観る。メインの本尊薬師如来三尊像は、なるほど、と思う。木造十二神将立像が面白い。この頃になると歩いた疲れが出て、展示を観る集中力が欠けてきた。感想もそっけなくなる。

●駅前の店で昼飯を喰い、もう帰ることにする。今日も大分歩いた。

●途中下車して本を買う。
『七時間半』 獅子文六 ちくま文庫
『特別料理』 S・エリン ハヤカワ文庫

獅子文六は初めて。長距離特急が舞台ということなので、好奇心で手を出してみた。

●本は案の定あまり読めなかった。