累風庵閑日録

本と日常の徒然

街角の書店

●今日は岩波文庫の『鏡花随筆集』を少し読む。この本も一気読みはできないしんどさがある。ひとつひとつの文章を噛みしめるように、同じ段落を何度も読み返して、ようやく文意を把握できる。そうやって読むこの本は、通読に一週間から十日はかかりそう。これでは他の本が読めやしない。休み休み半年一年かけて読むことにして、明日からはたぶん別の本に手を出すことになるだろう。あれもこれもと、本のつまみ喰いである。

●書店に寄って本を買う。
『街角の書店』 中村融編 創元推理文庫