●『怪奇・伝奇時代小説選集15』 志村有弘編 春陽文庫 読了。
南絛範夫「横尾城の白骨」が、予想外の捻りがあって面白かった。霜川遠志「八方峠の怪」は、幽霊の祟りと雪山の猛威が複合して人を襲う展開が、ちょいと凄味である。中村晃「神仙」は幕切れがお見事。
これでようやく、シリーズ全十五巻を読み終えた。四年半かかった。そして同時並行で刊行された捕物時代小説選集を含めると、全二十三冊の読破に七年かかったことになる。気の長いことである。
●資料のコピー作業を少し。進捗は八割ほど。想定資料をすべてコピーした後で、もっと対象資料を増やすかもしれない。
●鼻炎の症状は大分治まったが、午後になって微熱が出た。せっかくの日曜に、こういうのは悔しい。安静にして今日もさっさと寝る。