累風庵閑日録

本と日常の徒然

仙台

●土曜日曜で、「18きっぷ」を使って仙台に行ってきた。先週京都に行ったばかりだというのに、各方面との調整が上手くいかず、こんな日程になってしまった。忙しいことである。

●土曜早朝の電車で出かけ、昼過ぎに到着。地下鉄東西線の両端の、八木山と荒井とに行ったけれど、これらの街に特に用事はない。行くことそのものが用事であって、これで仙台での目的を達したことになる。

●せっかく仙台に来たのだから、バスに乗って萬葉堂書店鈎取店に行く。そこで買った本。
リュパンの冒険』 M・ルブラン 創元推理文庫
『こちら殺人課!』 E・D・ホック 講談社文庫
『エイプリル・ロビン殺人事件』 C・ライス ポケミス
『顔に傷のある男』 J・エディゲイ ポケミス

古本からはとっくに足を洗っているので、わずか四冊しか買わずに済んだ。

 芝居のノベライズである『リュパンの冒険』は、ルパンシリーズのエッセンスをすべて盛り込んだ内容だという。実際、論創海外で脚本版を読んだときは面白かったので、小説版も買ってみた。ホックのレオポルド警部シリーズは、いつか創元推理文庫で集成を出してくれないかと期待しているのだが。

●土曜の夜は、昔の飲み仲間と再会して飲んだくれる。日曜の今日は、だだ帰るだけ。電車に揺られながら、ぼんやりしたり居眠りしたり。

●帰宅したら、お願いしていた私家版の本が届いていた。
『忍法フ棒一』 島久平 復刻叢書
『H・H・H』 島久平 復刻叢書