累風庵閑日録

本と日常の徒然

鹿児島旅行

●鹿児島に行ってきた。一昨年は桜島の噴火を懸念して中止し、去年は台風直撃で中止した計画を、ようやく実現できたのである。

●目的は、JR九州の突端、枕崎に行くことである。鹿児島中央駅から延々三時間弱、ディーゼルカーに揺られてのんびりとたどる。

 序盤の車窓風景は都市近郊の趣だったが、やがて線路は錦江湾に沿うようになる。冬の陽光に照らされた海のきらめきを眺め、対岸の大隅半島を眺め、どっしりとそびえる桜島を眺めて、広々とした景色に気分も晴れやかである。指宿を過ぎ山川トンネルを抜けて右にカーブすると、前方に開聞岳が見えてくる。きれいな円錐状の山容が優美である。

●枕崎には三十年ほど前、一度訪れたことがある……はずである。当時の景色どころか、行ったという確たる記憶すらないけれども。あのときの旅行内容からして、訪れたはずだと思うのだが……
というわけで今回たぶん再訪ということになり、行けたことで宿題を果たした気分である。

●旅の模様はもっと詳しく一通り、持参したポメラで書いておいたのだが、基本的に自分のための心覚えである。内容を整理して推敲して、ここに公開するかどうか。まだ決めていないけれど、たぶん今ここにアップした部分だけで終わり。