累風庵閑日録

本と日常の徒然

シナリオ「悪魔の手毬唄」

●映画「悪魔の手毬唄」のシナリオを読むことにする。『'77 年鑑代表シナリオ集』 シナリオ作家協会編 ダヴィッド社 に収録されている。せっかくだから、映画のDVDを流しながら同時並行で読んでいこうと思う。そうすれば、シナリオと完成映像との違いがはっきり分かるだろう。相違点の詳細は、『市川崑悪魔の手毬唄』完全資料集成』 別冊映画秘宝編集部編 に記載されているけれども、それを自分で確認することが、今回の主な目的である。

 ところがいざ実行しようとすると、PCのDVDドライブが故障しているではないか。なんたることか。いきなり出鼻をくじかれて、しょうがないのでシナリオ単独で読む。個人的には、犯人の行動に関わる二カ所の相違点が特に興味深い。映像でカットされた該当箇所を読むと、なるほど、と感心する。

●それにしても、故障したDVDドライブをどうしたものか。もちろん、さっさと修理に出すのがまっとうな対応である。でも、それで何日もPCが使えないとなると、不自由この上ない。いっそポータブルのDVDドライブを買ってやろうかとも思う。

スマホの機種変更をするために、近所のショップに行った。価格を確認すると、何だか知らんが「頭金」という謎の金が、本体価格に上乗せされている。一括購入であっても請求されるらしいので、いわゆるローンの頭金とは性質が違うようだ。しかもその額が一万円だというから、穏やかでない。調べてみるとこれって、ただただ単純に価格の上乗せであり、ただただ単純にショップの利益になる金のようだ。世間によくある値引き販売の逆、値上げ販売なのであった。今時のスマホ業界がそういうことになっているとは知らなかった。

 で、なおも調べてみると、どうやら公式オンラインショップならそんな上乗せはやっていないらしい。アホらしくなったのでさっさと店を立ち去り、さっさと帰宅して、さっさとPCを立ち上げ、さっさと公式ショップにアクセスして、さっさと必要事項を記入し、さっさと発注してしまった。こっちの方がよほど手軽で、よほど安上がりである。