累風庵閑日録

本と日常の徒然

関係ない「当たり矢」

春陽文庫の佐七シリーズ『梅若水揚帳』から「当たり矢」を読む。
ええーっ、「神の矢」と全然関係ない話やん。
まあ内容としてはいかにもミステリらしい趣向があって面白かったけれど。これと「毒の矢」がどうつながるのか、そして「神の矢」と「毒の矢」がどういう関係にあるのか、楽しみである。

●ついでに、金鈴社の新編人形佐七捕物文庫第二巻『半分鶴之助』に収録されているバージョンも読み比べてみた。基本的には文庫版と同じだが、文庫版の方が濡れ場の描写が濃厚になっている。横溝先生ってばこんなところでサービス精神を発揮なさっているわけである。

●ボーナスが出た。内容明細を見ると、去年の冬に比べて所得税の税率が二倍以上になっている。課税対象額があまり変わらないにも関わらず、手取りがずいぶん減ってしまった。どいいう訳だっ。

いろいろ調べてみると、賞与にかかる所得税率は、前の月の給与額に応じて増減するのだそうな。そういえば、四月に残業しまくった手当が五月の給与に反映されていつもより手取りが多かったのだった。それがこんな所に影響してくるとは。

●幾許かを旅費に充て、残りを貯金する。銀行のネット口座でぽちぽちと何回かクリックすると、もうそれでボーナスの処理はお終い。