累風庵閑日録

本と日常の徒然

千金

●土曜から月曜にかけて、岡山県倉敷市で開催の横溝正史イベントに行ってきた。題して「巡・金田一耕助の小径 1000人の金田一耕助」、通称「千金」である。初日土曜がメインで、翌日曜は関連の講演会。月曜は移動日である。例年なら日曜の寝台特急で戻るところだが、どうもそういうのはしんどくなってきた。今回は日曜も倉敷に泊まることにした。

●土曜は、四キロ以上の距離を歩くウォーキングイベントである。晴れたのは良いがやけに暑い。加齢のせいとは思いたくないが、どうも疲れる。結局、中継ポイントの横溝正史疎開宅で一時脱落して、本隊が最終地点の千光寺まで歩き通して戻ってくるのを待つことにした。上記の寝台特急といい、どうも物事がしんどくなっている。

 それ以外の内容は、翌日の講演会も含めてばっさり省略。参加した者のみのお楽しみである。久しぶりにお会いする関西のお方、岡山のお方と、楽しいひとときを過ごす。また来年お会いしましょう。

●書肆盛林堂さんから日曜に発売される冊子を、講演会から帰る道すがら、スマホで注文した。こんなことができるなんて、とんだ未来である。

●本は光文社文庫江戸川乱歩を持って行ったのだが、ほとんど読めなかった。今後細切れに読んで、年明けくらいには読了できればいいつもりでいる。

●講演会会場で即売されて買った本。
『怪談ミステリー集』 中島河太郎編 双葉社