累風庵閑日録

本と日常の徒然

ドラマ原作「花髑髏」

●昨日一般発売になったはずの、論創海外の新刊がまだ届かない。直販でお願いしているから、いつもなら発売前に届くはずである。物流全般の混乱の問題なのか、私向け発送の固有の問題なのか。もう数日待って届かなかったら、問い合わせてみる。

●昨日に続いてドラマ化ネタとして、横溝正史「花髑髏」を読んだ。戦後作品と比べたらかなりカッ飛んでいるけれども、怪人が跳梁し伝奇小説めいた展開をする他の由利事件簿と比べると、ミステリの比重が多めでちょいとおとなしい。

 動機を形成するに至る事件の背景や宮園魁太の造形やなんかを、今のテレビでどうやって表現するのか、興味深いことである。住処にテレビを観る環境がないので、実際のところどうなろうと関係ないけれども。

●今月の総括。
買った本:六冊
読んだ本:十冊
 P・D・ジェイムズを読めて、一仕事した気分である。