累風庵閑日録

本と日常の徒然

『幽霊男』 横溝正史 角川文庫

●隙間時間で細切れに読んでいた、『幽霊男』 横溝正史 角川文庫 をようやく読了。来週末に開催されるオンライン横溝読書会の課題図書である。内容に関するあれこれは、レポートを兼ねて読書会当日の日記に書くことにする。

国会図書館から、「幽霊男」の初出誌のコピーが届いた。申し込みから三週間かかるとのアナウンスにもかかわらず、二週間ほどで対応していただけた。ありがたいことである。欠号があるし、駒場日本近代文学館を利用すればその補間もできそうだが、揃えるのが目的ではないのでこれでよしとする。

●これから読書会当日までには、読みながらメモしていた内容を整理したいし、会向けにちょっとした資料も作りたい。時間を確保できれば、この作品をベースにした改作である「江戸の陰獣」と「浮世絵師」も読んでおきたい。コピーの内容もチェックしたい。課題図書を読み終えても、やることはまだまだあるのだ。