累風庵閑日録

本と日常の徒然

「改造社の『ドイル全集』を読む」プロジェクト第九回

●「改造社の『ドイル全集』を読む」プロジェクトの第九回として、第二巻を読み進める。今回読むのは、「シヤアロツク・ホウムズの事件録」の前半六編である。訳者は横溝正史としてある。だが実際のところは名義貸しらしい。

 いまさら感想でもないので、コメントはひとつだけ。「吸血鬼」は装飾としての怪奇趣味よりも、真相の方が不気味。