累風庵閑日録

本と日常の徒然

「改造社の『ドイル全集』を読む」プロジェクト第三十回

●「改造社の『ドイル全集』を読む」プロジェクトの第三十回。今回は第六巻から中編「巨大な暗影」を読む。老年に達した語り手が、自らの半生を振り返る。前半は幼年期から青年期にかけての、友情と恋の物語。後半は対ナポレオン戦争従軍記で、主にワーテルローの戦いが題材になっている。戦記物ってやつを読むのはたぶん初めてに近い。三国志のような英雄豪傑が活躍する物語ではなく、無名の一般人が無名の一兵卒のままばたばた死んでゆく、ちょいとハードな物語である。

●注文していた本が届いた。
『Re-ClaM vol.9』

●定期でお願いしている本が届いた。
『暗闇の梟』 M・アフォード 論創社
アバドンの水晶』 D・ボワーズ 論創社