累風庵閑日録

本と日常の徒然

今年の総括

●年内最後の更新である。今年の総括をやる。

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◆今年一年間で
買った本:百八冊
読んだ本:百三十二冊

◆読んだ本の中から特に面白かったもの、記憶に残ったものを挙げておく。順位もコメントも無し。
・『正義の四人/ロンドン大包囲網 E・ウォーレス 長崎出版
・『大聖堂の殺人』 M・ギルバート 長崎出版
・『捕虜収容所の死』 M・ギルバート 創元推理文庫
・『幽霊の2/3』 H・マクロイ 創元推理文庫
・『悪魔はすぐそこに』 D・M・ディヴァイン 創元推理文庫

・『水晶の栓』 M・ルブラン ハヤカワ文庫
・『眠れる美女』 R・マクドナルド ハヤカワ文庫
・『ブルー・ハンマー』 R・マクドナルド ハヤカワ文庫
・『闇の展覧会-霧』 K・マッコーリー編 ハヤカワ文庫
・『二百万ドルの死者』 E・クイーン ハヤカワ文庫

・『雷鳴の夜』 R・V・ヒューリック ポケミス
・『永久の別れのために』 E・クリスピン 原書房
・『ようこそウェストエンドの悲喜劇へ』 P・ブランチ 論創社
・『アバドンの水晶』 D・ボワーズ 論創社
・『アーマデイル』 W・コリンズ 臨川書店

・『團十郎切腹事件』 戸板康二 創元推理文庫
・『霧に溶ける』 笹沢左保 光文社文庫
・『都市の迷宮』 鮎川哲也島田荘司編 立風書房
・『腹話術師』 三橋一夫 出版芸術社

◆横溝関連では、なにかと盛り上がった一年であった。本の話題としては柏書房のエッセイコレクション刊行と、正史にも関連がある春陽堂書店の合作小説コレクションの刊行開始が、個人的には双璧である。もう一点、倉敷市の「1000人の金田一耕助」が三年ぶりに開催されたことも大きなトピックである。

 ファン活動としては、多くの方々のご協力をいただいて同人誌『偏愛横溝短編を語ろう』を刊行したし、他の同人誌にもいくつか原稿を載せていただいた。また、横溝正史読書会を四回開催した。ありがたいことである。

◆日記では公開していないけれども、ちょいちょい旅行に出かけた。行き先は四国、三陸沿岸、富山、山形、岡山、日光、といったところ。温泉にも何度か行けた。他に、遊山旅行ではないけれども所用で福岡に行ったし、大阪文学フリマにも参加した。