累風庵閑日録

本と日常の徒然

『ロッポンギで殺されて』 E・ノーマン 論創社

●午前中は野暮用。

●『ロッポンギで殺されて』 E・ノーマン 論創社 読了。

 エロと暴力と、ついでに駄洒落の、通俗ハードボイルド。基本的にはさっと読んでさっと忘れればいい小説だからさしたるコメントもないけれど、スピーディーな展開にはそれなりの面白さがある。だが、全体的な内容があまりに他愛なく、おかげでページをめくる手も止まりがち。わずか百七十ページしかないこの本を、さっと読むつもりが二日もかかってしまった。

●近いうちに横溝正史読書会が開催される。過去二回の続きとしての第三回ではなく、特別開催である。課題図書の『悪魔の手毬唄』は会の直前に読了できるタイミングで読み始めるとして、まずは予習のつもりで東宝映画のDVDを観直した。感想は省略。