2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
●今月の総括。買った本:十冊読んだ本:十一冊論創海外を読むのが新刊に追いつくまでには、もう少々時間がかかる。だが、あと一歩ではある。すぐ向こうに先頭が見えてきている。
●書店に寄って本を買う。『奇想天外 [21世紀版] アンソロジー』 南雲堂『奇想天外 [復刻版] アンソロジー』 南雲堂●来月のイベントに参加申し込みをして、参加費を振り込んだ。昨日ズッコケたイベントの、第二回である。今度こそ、無事に参加したいも…
●来月のイベントで使う予定の小道具作りに、ようやく手を付けた。始める前はあんなに面倒くさかったのだが、意を決して取り掛かってみると、案外スムーズに作業が進んだ。現在、大体の形ができるところまで。スプレーによる着色は、台風が来ているようなこん…
●映画「悪魔の手毬唄」のシナリオを読むことにする。『'77 年鑑代表シナリオ集』 シナリオ作家協会編 ダヴィッド社 に収録されている。せっかくだから、映画のDVDを流しながら同時並行で読んでいこうと思う。そうすれば、シナリオと完成映像との違いが…
●『ラスキン・テラスの亡霊』 H・カーマイケル 論創社 読了。 誰からも憎まれていたという被害者エスター・ペインの、その嫌らしさがあまり実感として迫ってこないのはどうしたわけか。それはたぶん、彼女の言動が直接描かれることがほとんどなく、他人が彼…
●依頼していた、ヴァン・ダイン「クライド殺害事件」のコピーが届いた。わずか七ページの小品ながら、ファイロ・ヴァンスもマーカムもヒースも登場する。今は別の本を読んでいるので、こっちを読むのは後回し。●今のスマホは、四年近く使っている。特に不自…
●横溝関連プロジェクト「人形佐七映画のシナリオを読む」の第三回は、新東宝で昭和三十四年に作られた「裸姫と謎の熊男」と、原作の「雪女郎」とを読むことにする。●まずは原作を読む。今回手に取ったのは、昭和二十二年に杉山書店から出た『人形佐七捕物文…
●『クライム・マシン』 J・リッチー 晶文社 読了。 素晴らしい。短編集の褒め方で「粒揃い」というのがあるが、これほどまでに高い水準で粒が揃っているのは珍しい。個人的年内ベストテンに間違いなく入る傑作。 どの作品も良いが、あえて一作選ぶなら「旅…
●午前中は野暮用。午後から読書。●『市川崑『悪魔の手毬唄』完全資料集成』 別冊映画秘宝編集部編 洋泉社 読了。 あの名作映画に関して実に様々な新情報が得られて、なかなかの読み応えであった。新情報の詳細はここには書かないけど、例外として一点だけ。…
●『真夜中に唄う島』 朝山蜻一 扶桑社文庫 読了。 表題作は、エロティック&ナンセンスなホラ咄から始まって、次第にグロテスク&ナンセンスな結末へと向かってゆく。たまに読むならこういうのも悪くはない。ところで巻末解説は、単なるストーリーの解析に止…
●昨日の寒さで体調を崩し、今日は一日寝てた。●数日前から読んでいた 『ベンスン殺人事件』 V・ダイン 平凡社 を、布団の中で読了。 去年読んだステーマン「三人の中の一人」には、「ベンスン」に言及されている個所がいくつもある。それで気になって、再読…
●『剣が謎を斬る』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫 読了。 「甦る推理雑誌」に続くアンソロジー・シリーズ、「名作で読む推理小説史」の一巻目である。「時代ミステリー傑作選」という副題が付いている。特に面白く読めた作品をコメントなしで挙げておく…
●今日は飲み会なので、昼過ぎに出かける。●集合場所に行く前に、書店に寄って本を買う。『太宰治の辞書』 北村薫 創元推理文庫『少女ミステリー倶楽部』 ミステリー文学資料館編 光文社文庫最近は、内外問わず現役作家の本をあまり買わなくなった。わずかな…
●『俳優パズル』 P・クエンティン 創元推理文庫 読了。 新作芝居のリハーサルが進行中。この芝居の成功は、多くの関係者にとって人生の再起に直結しており、極めて重大な意味を持つ。ところが、開幕が危ぶまれるようなトラブルが一難去ってまた一難式に続出…
●書店に寄って本を買う。『死者はふたたび』 A・R・ロング 論創社『<サーカス・クイーン号>事件』 C・ナイト 論創社『岩田賛探偵小説選』 論創社新刊で買うのはほとんど論創社の本ばかりである。それにしてもこの三冊だけで、ほぼ一万円に達しようという…
●『ミドル・テンプルの殺人』 J・S・フレッチャー 論創社 読了。 フレッチャーを読むのも三作目である。先の二作から、その作風がなんとなく見えている。それはつまり、◆展開の必然性よりストーリーを動かすことを優先して、大きな偶然を多用する◆ミステリ…
●『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』 有栖川有栖編 角川文庫 読了。 本格ミステリに属する様々なタイプの作品を、高い水準で揃えた上質のアンソロジーであった。特に気に入ったのは以下の二点。巽昌章「埋もれた悪意」は、多くの手掛かりに基づいた…
●お願いしていた本が届いた。『死を招く女』 D・エームズ ぶんしん出版あの『世界ミステリ作家事典 本格派篇』にも載っているという、クラシックミステリである。普通なら存在すら気付かない本のはずだが、某ミステリ系ブログの記述がきっかけで、出版社に…
●『誰もがポオを読んでいた』 A・R・ロング 論創社 読了。 やあ、これは面白い。なかなかの快作である。ポオの作品に見立てた連続殺人という外連味が嬉しい。こういう理由でこの人物が犯人で、動機や犯行手順はこれこれで、という推論が、関係者それぞれに…
●『夜間病棟』 M・G・エバハート 論創社 読了。 ミステリのサブジャンルのうち、いわゆるロマンティック・サスペンスというやつが、どうにもこうにも好きになれない。そんなロマサスの代表的な書き手エバハートの著作なので、さぞや、と警戒しながら手に取…
●昨日の飲み会の参加者は、当初は三人、途中から一人合流して四人となった。十五時過ぎから始めて、なんだかんだで七軒行った。一軒当たりの滞在時間は短く、飲み喰いの量もさほどではなかったけれど、それだけ行ったらトータルで、摂取カロリー量も摂取アル…