●『ファラデー家の殺人』 M・アリンガム 論創社 読了。
犯人の設定が上出来で、もうこれだけで満足。動機が(伏字)というのは、読者が真相に近づくのにかなり高いハードルだと思わないでもないが、まあ些細なことである。もうひとつ、ファラデー家の面々が個性豊かに描かれているのも読みどころ。特にウィリアムの小者ぶりが出色であった。
●『ファラデー家の殺人』 M・アリンガム 論創社 読了。
犯人の設定が上出来で、もうこれだけで満足。動機が(伏字)というのは、読者が真相に近づくのにかなり高いハードルだと思わないでもないが、まあ些細なことである。もうひとつ、ファラデー家の面々が個性豊かに描かれているのも読みどころ。特にウィリアムの小者ぶりが出色であった。