累風庵閑日録

本と日常の徒然

松山城と丸亀城

●今年のゴールデンウィークは、どこにも旅行せず大人しくしていた。そのかわりこの週末に、四国に行ってきた。目的は、四国にある現存天守のうち松山城丸亀城との見学である。

松山城は思いの外構造が複雑で、急階段を登ったり降りたり、大廊下を歩いたりでなかなか観応えがあった。それに比べて丸亀城は、なんと簡素なことか。でも、丸亀の大手門は立派であった。

 松山城丸亀城と、どちらも平山城である。山の上にそびえる天守閣の、最上層の高みから松山と丸亀の街を見下ろし、はるばると眺め渡すのはなかなか気分がいい。

●これで、全国に十二カ所しかない現存天守のうち、十一カ所を観て回ったことになる。残るは姫路城だけだが、たぶん来年には行けると思う。

●あらかじめ検索して、松山と高松とで合計六ヶ所の古本屋を巡った。そのうち一軒はとうに廃業していたのか、店そのものが見当たらず。二軒は定休日かそれとも廃業か、閉まっていた。営業していた三軒では、何も買う本はなし。