累風庵閑日録

本と日常の徒然

年内最後

●年内最後の更新です。
今年一年、皆様にはお世話になりました。ありがとうございます。来年もまた、よろしくお願いいたします。

●光文社文庫の江戸川乱歩全集第二十巻『堀越捜査一課長殿』を少し読む。先月から、合間を見てちょいちょい読んでいったので、残りももう少しである。

●昼から出かける。夕方からは横溝系の忘年会である。

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●今年の総括

◆全体的に平穏で、時間にも気持ちにもゆとりのある一年であった。それはいいのだが、ジムは夏からサボりっぱなし。夏に理想体重に到達したとたん、ジム通いのモチベーションがゼロになってしまった。もともと体を動かすのが好きなわけではなく、減量だけが目的だったのだ。最近は体重を測ってもいない。じわじわと太ってきているようなので、年が明けたら日々の体重測定&グラフ化と、ジム通いとを再開しようかと思っている。

◆本に関しては
買った本:八十七冊
読んだ本:百二十七冊
去年に引き続き、今年も論創海外ミステリを積極的に読んだ。おかげで、新刊に追いつくのがもうあとホンの一歩である。

◆読んだ本のなかから面白かった物を題名だけ挙げる。順位もコメントもなし。
・『友だち殺し』 L・ルイス 論創社
・『虐殺の少年たち』 G・シェルバネンコ 論創社
・『カクテルパーティー』 E・フェラーズ 論創社
・『消えたボランド氏』 N・ベロウ 論創社
・『闇と静謐』 M・アフォード 論創社

・『J・G・リーダー氏の心』 E・ウォーレス 論創社
・『誰もがポオを読んでいた』 A・R・ロング 論創社
・『ソニア・ウェイワードの帰還』 M・イネス 論創社
・『代診医の死』 J・ロード 論創社
・『プリーストリー氏の問題』 A・B・コックス 晶文社

・『大尉のいのしし狩り』 D・イーリイ 晶文社
・『クライム・マシン』 J・リッチー 晶文社
・『学寮祭の夜』 D・セイヤーズ 創元推理文庫
・『サム・ホーソーンの事件簿3』 E・D・ホック 創元推理文庫
・『俳優パズル』 P・クェンティン 創元推理文庫

・『北村薫本格ミステリ・ライブラリー』 角川文庫
・『有栖川有栖本格ミステリ・ライブラリー』 角川文庫
・『死が最後にやってくる』 A・クリスティー クリスティー文庫
・『鉄槌/反逆者の門』 E・ウォーレス 平凡社

◆横溝関連のトピックスを挙げておく。旅行では、北海道立図書館へ遠征しての文献調査、横溝ファン同士の温泉旅行、そして倉敷のイベントに行けた。書籍では、『横溝正史研究6』、映画「悪魔の手毬唄」の資料本、杉本一文画伯の画集、そして年末に『恐ろしき四月馬鹿』と、画期的な出版が相次いだ年であった。「雪割草」の全貌が明らかになったのも、とてつもない大ニュースである。その他、単なる飲み会も含めると平均して月イチ以上に、なにやかやと横溝系のイベントが催された。振り返ってみると、なかなかに充実した一年であった。素晴らしいことである。

◆旅行は、上記と重複するネタも含めて、鹿児島、北海道、金沢、松山、岡山と、回数は多くはないが割と遠方に行けた。温泉は一回、伊香保に行けたので上出来である。

◆映画は、レンタルDVDで三十三本観た。もっと数を観るつもりだったのだが、秋頃にPCのDVDドライブが故障して、それ以来映像関連にはご無沙汰である。そういうインプットも定期的にやらないと精神が痩せてゆく気がするので、どこかのタイミングで外付けDVDドライブを買うことも検討する。PCを修理に出すという選択肢はない。