累風庵閑日録

本と日常の徒然

今年の総括

●注文していた本が届いた。
『花太郎行状記』 角田喜久雄 捕物出版

●今年の総括をやる

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◆今年一年間で
買った本:百三十一冊
読んだ本:百二十九冊
 積ん読が二冊増えたわけだ。

◆読んだ本の中から特に面白かったもの、記憶に残ったものを挙げておく。順位もコメントも無し。

『誰?』 A・バドリス 国書刊行会
『死体狂躁曲』 P・ブランチ 国書刊行会
『四日間の不思議』 A・A・ミルン 原書房
『死の相続』 T・ロスコー 原書房

『黒猫になった教授』 A・B・コックス 論創社
『セントラル・パーク事件』 C・ライス ハヤカワ文庫
『死との約束』 A・クリスティー クリスティー文庫
『謎のクィン氏』 A・クリスティー クリスティー文庫

『狙った獣』 M・ミラー 創元推理文庫
サハラに舞う羽根』 A・E・W・メイスン 創元推理文庫
『災厄の紳士』 D・M・ディヴァイン 創元推理文庫
『三本の緑の小壜』 D・M・ディヴァイン 創元推理文庫

『目黒の狂女』 戸板康二 創元推理文庫
『別冊・幻影城 NO.7 高木彬光』 幻影城

◆その他本関連では、数年がかりで取り組んでいた改造社のドイル全集全八巻と臨川書店のコリンズ傑作選全十二巻とを読み終えたのが大きい。ちょっとした達成感がある。

◆横溝関連は今年も盛況でめでたいことであった。書籍では、春陽堂書店の合作探偵小説コレクションの刊行継続と、春陽文庫の「横溝正史時代小説コレクション」の刊行開始とが大きなトピックス。創元推理文庫の人形佐七ものアンソロジー『名月一夜狂言』も記憶に新しい。

 イベントでは朗読劇や文化祭プレイベント等いろいろ、そして十一月の倉敷市にて「1000人の金田一耕助」と、ヴァラエティに富んでにぎやかであった。個人的ファン活動としては、同人誌『ネタバレ全開! 横溝正史読書会レポート集3』を刊行した。また、読書会を二回開催できた。そのうち一回は、大阪で開催された横溝文化祭プレイベントの第二部である。

◆日記で公開はしていなかったけれども、あちこち旅行に行った。行き先は長崎、沖縄、岩手、函館、福島、といったところ。他に温泉旅館にも二回行けた。