累風庵閑日録

本と日常の徒然

杉本一文『装』画集

●午前中は野暮用。

●いったん帰宅して車を置き、電車に乗って東京に出る。杉本一文画伯の個展を見学し、待望久しい画集を買うのだ。六本木の会場では、たっぷりとしたスペースに大量の原画が展示されており、眼福である。初日だから、当然画伯ご本人がいらっしゃる。ご挨拶して、買った画集にサインをいただく。いやあ、嬉しい。こいつは嬉しい。

●というわけで買った本。
杉本一文『装』画集』 アトリエサード

●六本木のアトリエを後にして、西浅草に移動する。横溝正史の世界をイメージしたという、カフェ「黒猫亭」に行くのだ。店の名前は横溝正史の傑作「黒猫亭事件」から採っているそうで。店内は落ち着いた雰囲気で、壁の棚には大量の角川横溝文庫が並べられている。それぞれビニールカバーが掛けられており、大切にされている感じが伝わってくる。

 この店のウリのひとつが、日本酒とケーキとの組み合わせ。馴染みのない選択だけども、物は試しと誂えてみる。甘口の日本酒とベタ甘くないチーズケーキとが、意外なほどしっくり合っている。うん、これは悪くない。

●途中で合流した某氏と、そのまま浅草の飲み屋に流れる。